2740.今日の植物(2223):モナントタクシス
モナントタクシスは、バンレイシ科 Monanthotaxis属(モナントタクシス属)の植物で、The Plant Listでは変種も含めて63の種があげてありました。
ウイキペディアには短い情報しかありませんでしがた、それによりますと、Monanthotaxis属の植物は、アフリカ南東部およびマダガスカルの熱帯、亜熱帯地域に自生しているということです。
ネットで情報を探したのですが、切手に描かれているMonanthotaxis capea種についての短い情報を見つけましたので、ご紹介します。
その情報によりますと、アフリカの赤道周辺の多くの植物が絶滅したり、あるいは絶滅の危機に瀕したりしているのだそうで、このMonanthotaxis capea種もその典型的な例で、切手の発行国のアイボリーコーストの一か所だけで残っているという状態なのだそうです。この種が生きていた雨林地帯がなくなっていることが原因だとされています。
写真です。ネットから借用しております。切手に描かれているMonanthotaxis capea種のものがなく、他の種の写真です。
(左)モナントタクシス・カフラ Monanthotaxis caffra
(右)モナントタクシス・ピロサ Monanthotaxis pilosa
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切手です。
モナントタクシス・カペア Monanthotaxis capea
2005年 コートジボワール発行(絶滅危惧植物)
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
いずれもあまり馴染みのない植物が描かれています。切手に絶滅が危惧されている植物を取り上げるというのは良い試みだと思います。植物切手大国の日本ですから、同じような植物ばかり取り上げないで、そのような取り組みがなされるといいのですが・・・ぶつぶつ・・
2739.今日の植物(2222):シビラエア
シビラエアは、バラ科 Sibiraea 属(シビラエア属)の植物で、The Plant Listでは4種があげてありましたので、小さな植物群のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Sibiraea 属の植物は、バルカン半島、中央アジア、中国と離れた地域に分布しているということです。
この属を代表する種であるSibiraea laevigataはシベリア原産の種でカザフスタン、シベリア、ボスニア、クロアチアといった互いに離れた地域に分布するという特徴があるということです。耐寒性と耐乾性があり、花を咲かせる樹木が少ない寒冷地では白い花を咲かせるこの種は貴重な植物とされているようです。
写真です。手元にありませんでしたので、ネットから借用しております。
シビラエア・ラエビガタ Sibiraea laevigata
切手です。
シビラエア・ラエビガタ Sibiraea croaticaSibir (=S. laevigata)
1998年 ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦(クロアチア)発行
2738.今日の植物(2221):バラニテス
バラニテスは、ハマビシ科 Balanites 属(バラニテス属)の植物で、The Plant Listでは19の種名が挙げてありましたので、小さな植物群ということになりそうです。
ウイキペディアの情報によりますと、Balanites 属の植物は、熱帯アフリカ、ヨーロッパ、アジア北部原産の植物だということです。属名のBalanites はギリシャ語由来でドングリから来ているのだそうです。果実の形を見たのでしょうか。
切手に描かれているBalanites aegyptiaca種についてウイキペディアに情報がありました。それによりますと、この種は、アフリカ北東部、エジプト、アラビア半島に分布している樹木で、様々な環境、乾燥地、砂地、粘土地、に耐える性質があるのだそうです。
黄色い実をつけ、英語ではdesert date(砂漠のナツメヤシ)と呼ばれ、食用になり、エジプトでは4000年前から栽培されていたのだそうです。
また果実は栄養を含み、授乳中の母親の食料とされ、油脂は頭痛薬や授乳期の母乳を増やす薬効があるとされています。また、樹皮からは寄生虫駆除効果のある物質が採取されるなど、有用な植物のようです。
写真に、棘が写っていますが、この棘を使って刺青をするというような用途もあるのだそうです。
写真です。これも手元にありませんでしたので、ネットから借用しております。
バラニテス・エジプティアカ Balanites aegyptiaca
●そういえば、種小名のaegyptiacaは「エジプトの」という意味でした。
切手です。
バラニテス・エジプティアカ Balanites aegyptiaca
1994年 ソマリア発行
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
植物と動物が一緒に描かれていて楽しい切手です。この切手には鷹と一緒に描かれています。名前としてAduaと記されていますが、この種の現地の呼び名のようです。
2737.今日の植物(2220):エレモフィラ
エレモフィラは、ハマジンチョウ科 Eremophila 属(エレモフィラ属)の植物で、The Plant Listによれば、222の種があるとされていましたのでかなり大きな植物群だということになります。
ウイキペディアの情報によりますと、Eremophila 属の植物はすべてオーストラリア固有だということです。1種だけニュージーランドにもみられるのですが、これは最近オーストラリアから運ばれてきたものだと考えられているそうです。
オーストラリアでは、乾燥した環境、特に西オーストラリアに広く分布しているようです。形態も短い草から小型の樹木までがあるようです。現地ではemu bushとか poverty bush、 fuchsia busなどと呼ばれているそうです。それぞれ、エミューが食べる、乾燥した厳しい環境に生育する、フクシアに似ているといったことから命名されたようです。
切手に描かれているEremophila calorhabdos種について、ウイキペディアに情報がありました。それによりますと、この種は西オーストラリアの西南部に固有の種で、まっすぐに棒状に伸びる茎や棘状のふちがある葉が特徴的な種で、花はオレンジ色から口紅のピンクに変わるのだそうです。
なお、このハマジンチョウ科は新しい分類体系ではゴマノハグサ科に取り込まれています。
写真です。ネットから借用しています。
エレモフィラ・カロラブドス Eremophila calorhabdos
切手です。
エレモフィラ・カロラブドス Eremophila calorhabdos
2001年 マダガスカル発行(動植物)
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
このセットはアフリカのマダガスカルから発行されたものです。一緒に発行された切手は全部で60種類、この切手も含まれる「花」が1シートで6種類。ほかに「ラン」「魚」「フクロウ」「オウム」「熊とパンダ」「昆虫」「霊長類」がそれぞれ各1シート6種類、それに「亀」が2シートの12種類というまことに大きなセットになっております。
さすがにその全部を買うことはやめて、「ラン」も加えた植物切手のシート2枚だけを購入しました。
●マダガスカルは植物切手をたくさん発行している国です。植物切手以外でも1993年には318種類もの切手を発行しています。これはひょっとしたら切手を輸出品として発行しているのかもしれません。
●しかし発行数なら日本も負けてはいません。正確ではないかもしれませんが、ネット上のカタログでは2016年に日本から発行された切手は727種類となっていました。毎日2種類の新しい切手が発行されたことになります。
2736.今日の植物(2219):フェリペア
フェリペアは、ハマウツボ科 Phelypaea属(フェリペア属)の植物で、The Plant Listには2つの種が挙げてあるだけですので、小さな植物群ということになります。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はバルカン半島、ギリシャ、クリミア半島、コーカサス、イラン、イラクといった地域原産の植物だということです。いわゆる寄生植物で、光合成をおこなわず、花を咲かせる時だけ地上に姿を現すのだそうです。ほかのサイトでも情報はこの程度しかありませんでした。
で、写真です。2つの種の写真です。印象的というかちょっと不気味な雰囲気を持っています。
これまでこのブログに登場したハマウツボ科の植物を見ても同じ雰囲気を感じます。(と、今回のフェリペア属に関する情報が少ないものですから、過去のハマウツボ科の情報でカバー使用しております。)
ナンバンギセル、ホンオニク、ハルベヤ、コゴメグサ、アレクトラ、スピロステギア、ハマウツボ
今回気づいたのですが、ホンオニク属にCistanche phelypaeと種小名にphelypaeと今回の属名を持った種があるのですね。
(左)フェリペア・ボイシエリ Phelypaea boissieri
(右)フェリペア・コッキネア Phelypaea coccinea
切手です。
フェリペア・ボイシエリ Phelypaea boissieri
1988年 (旧)ユーゴスラビア発行(自然保護)
●この切手と一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑